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:最先端の脳の実際のデータを誰でも簡単に解析し、脳科学でいうところの「機能局在性」や「半球差」などを見てとる事ができるアプリケーションです。(ECoGという方法でニホンザルから計測しました。)
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:詳細は藤井直敬激筆の指南書にて(ページ下部からDL可能)
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#ラジオボタンの左側で条件1、右側で条件2を設定し、「描画」ボタンをクリックすることでその条件のデータを読み込み、条件間の違いを解析します。
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#解析の結果は左の脳の絵に図示されます。赤い点はその場所で条件1のほうが反応が有意に大きかったとき、青い点は条件2で反応が有意に大きかったとき、灰色の点は有意な差がみられなかた場所を示します。
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#どの条件のときにどの場所の反応が大きくなるかを色々な条件で試してみましょう。解析の絵は下のパネルを選択し「パネルへコピー」ボタンを押すと結果の絵が保存されるので色々な絵を見比べてみましょう。
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*; データについて
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# ”Day1” のデータは下記のURLにて公開してあります.詳細はそこを参照してください. (http://neurotycho.org/social-competition-task).
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# "Day2" のデータは"Day1"と同じ課題を別の日に行ったものです.
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# "Day3" のデータも"Day1"と同じ課題を別の日に行ったものです.用いたサルはペアのサルも含めて同じです.
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# "Sleep" 条件は別の日に行った麻酔実験の麻酔時のデータを用いてます.
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:この麻酔実験のデータと詳細は近々アップロードします.
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*;解析について
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:自分(ECoGを測定されているサル)と相手のどちらがエサを食べたか条件なのかを指定します.”どちらか”というのは誰が食べたのかを区別しないという意です.
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:エサを食べたのを右と左のどちらで行った条件かを指定します."誰が"を相手にした場合は相手がどちらの手でエサを食べたのかを指定することになります.”どちらか”というのはどの手で食べたのかを区別しないという意です
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:*;ペアのサル
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:競合相手のサルは2通りいて,Aのサルは上位のサルでCのサルは下位のサルです.詳しい条件は下記のURLの指南書を参考にしてください.
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:"あり"とした場合,両サルが手の届く範囲にエサを置いた条件を指定することになります(上の図の下の条件)."なし"とした場合は片方のサルにだけ届く位置にエサが置かれました."どちらも"とした場合,エサの置かれた位置を区別しないという意です.
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:*; 時間窓
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:条件”エサ見せ”と”エサ置き”を基準とした時間でデータを解析します.時間はすべて500msの幅をもたせています.
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# "エサ見せ" と "前": エサ見せ開始時刻の前400msから前1msまでの時間で解析をします.
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# "エサ見せ" と "前後": エサ見せ開始時刻の前後0msから後399msまでの時間で解析をします.
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# "エサ見せ" と "後": エサ見せ開始時刻の後400msから後799msまでの時間で解析をします.
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# "エサ置き" と "前": エサ見せ終了時刻の前400msから前1msまでの時間で解析をします.
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# "エサ置き" と "前後": エサ見せ終了時刻の前後0msから後399msまでの時間で解析をします.サルの腕の運動が始まる時間帯です.
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# "エサ置き" と "後": エサ見せ終了時刻の後400msから後799msまでの時間で解析をします.
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:*;信号 (周波数成分,バンドパワー)について
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:脳波を構成する成分を選択します.時間窓にFFTでパワースペクトルを求めています.
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# "デルタ": 2.5 Hzのパワースペクトル.
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# "シータ": 5 Hz から7.5 Hzのパワースペクトルの和
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# "アルファ": 10 Hz から 12.5 Hzのパワースペクトルの和.
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# "ベータ": 15 Hz から 30 Hzのパワースペクトルの和.
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# "低ガンマ": 32.5 Hz から 60 Hzのパワースペクトルの和.ただし電源ノイズがのる 50 Hzを除く.
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# "高ガンマ": 62.5 Hz から100 Hzのパワースペクトルの和..
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:*; 統計検定
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:MannWhitney テストをチャンネル毎に行います. 円の位置は電極の位置を示します.
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:条件を設定後,「描画」ボタンを押すと条件間で検定をかけ,以下の有意水準で有意差があったとみなせるチャンネルを色づけされます.
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# 赤色: 条件 1 > 条件 2 (p < 0.01).
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# 橙色: 条件 1 > 条件 2 (p < 0.05).
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# 水色: 条件 2 > 条件 1 (p < 0.05).
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# 青色: 条件 2 > 条件 1 (p < 0.01).   
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*; 指南書
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:下記のURLからダウンロードできます.
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:http://begins.neurotycho.org/guide_jp.pdf
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*;スタッフ
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** 企画,解析: Naoya Oosugi
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** Web アプリ開発: T M
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** 実験者: Toru Yanagawa
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** 総監督: Naotaka Fujii
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*;変更点
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: 時間窓を変更しました.
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: データを3日分に増やしました.
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: 有意水準を甘くしました.(2011/09/29)
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: 時間窓を変更しました.以前のデータは/old2/の下にあります. (2012/01/25)

Latest revision as of 15:31, 25 January 2012

Begins jp.png

  • 日本語のBEGINSへのリンク

http://begins.neurotycho.org/begins.html

  • NeurotychoBEGINSとは
最先端の脳の実際のデータを誰でも簡単に解析し、脳科学でいうところの「機能局在性」や「半球差」などを見てとる事ができるアプリケーションです。(ECoGという方法でニホンザルから計測しました。)
詳細は藤井直敬激筆の指南書にて(ページ下部からDL可能)
大幅アップデートを行いました.脱β!(2011/09/21)
以前のバージョンはここ([[1]])です。


Neurotycho.png

Rank.png 計測されているサルはBです.

  • 基本的な使い方
  1. ラジオボタンの左側で条件1、右側で条件2を設定し、「描画」ボタンをクリックすることでその条件のデータを読み込み、条件間の違いを解析します。
  2. 解析の結果は左の脳の絵に図示されます。赤い点はその場所で条件1のほうが反応が有意に大きかったとき、青い点は条件2で反応が有意に大きかったとき、灰色の点は有意な差がみられなかた場所を示します。
  3. どの条件のときにどの場所の反応が大きくなるかを色々な条件で試してみましょう。解析の絵は下のパネルを選択し「パネルへコピー」ボタンを押すと結果の絵が保存されるので色々な絵を見比べてみましょう。


  • データについて
  1. ”Day1” のデータは下記のURLにて公開してあります.詳細はそこを参照してください. (http://neurotycho.org/social-competition-task).
  2. "Day2" のデータは"Day1"と同じ課題を別の日に行ったものです.
  3. "Day3" のデータも"Day1"と同じ課題を別の日に行ったものです.用いたサルはペアのサルも含めて同じです.
  4. "Sleep" 条件は別の日に行った麻酔実験の麻酔時のデータを用いてます.
この麻酔実験のデータと詳細は近々アップロードします.
  • 解析について
    • 誰が
自分(ECoGを測定されているサル)と相手のどちらがエサを食べたか条件なのかを指定します.”どちらか”というのは誰が食べたのかを区別しないという意です.
  • どの手で
エサを食べたのを右と左のどちらで行った条件かを指定します."誰が"を相手にした場合は相手がどちらの手でエサを食べたのかを指定することになります.”どちらか”というのはどの手で食べたのかを区別しないという意です
  • ペアのサル
競合相手のサルは2通りいて,Aのサルは上位のサルでCのサルは下位のサルです.詳しい条件は下記のURLの指南書を参考にしてください.
  • 衝突
"あり"とした場合,両サルが手の届く範囲にエサを置いた条件を指定することになります(上の図の下の条件)."なし"とした場合は片方のサルにだけ届く位置にエサが置かれました."どちらも"とした場合,エサの置かれた位置を区別しないという意です.
  • 時間窓
条件”エサ見せ”と”エサ置き”を基準とした時間でデータを解析します.時間はすべて500msの幅をもたせています.
  1. "エサ見せ" と "前": エサ見せ開始時刻の前400msから前1msまでの時間で解析をします.
  2. "エサ見せ" と "前後": エサ見せ開始時刻の前後0msから後399msまでの時間で解析をします.
  3. "エサ見せ" と "後": エサ見せ開始時刻の後400msから後799msまでの時間で解析をします.
  4. "エサ置き" と "前": エサ見せ終了時刻の前400msから前1msまでの時間で解析をします.
  5. "エサ置き" と "前後": エサ見せ終了時刻の前後0msから後399msまでの時間で解析をします.サルの腕の運動が始まる時間帯です.
  6. "エサ置き" と "後": エサ見せ終了時刻の後400msから後799msまでの時間で解析をします.
  • 信号 (周波数成分,バンドパワー)について
脳波を構成する成分を選択します.時間窓にFFTでパワースペクトルを求めています.
  1. "デルタ": 2.5 Hzのパワースペクトル.
  2. "シータ": 5 Hz から7.5 Hzのパワースペクトルの和
  3. "アルファ": 10 Hz から 12.5 Hzのパワースペクトルの和.
  4. "ベータ": 15 Hz から 30 Hzのパワースペクトルの和.
  5. "低ガンマ": 32.5 Hz から 60 Hzのパワースペクトルの和.ただし電源ノイズがのる 50 Hzを除く.
  6. "高ガンマ": 62.5 Hz から100 Hzのパワースペクトルの和..
  • 統計検定
MannWhitney テストをチャンネル毎に行います. 円の位置は電極の位置を示します.
条件を設定後,「描画」ボタンを押すと条件間で検定をかけ,以下の有意水準で有意差があったとみなせるチャンネルを色づけされます.
  1. 赤色: 条件 1 > 条件 2 (p < 0.01).
  2. 橙色: 条件 1 > 条件 2 (p < 0.05).
  3. 水色: 条件 2 > 条件 1 (p < 0.05).
  4. 青色: 条件 2 > 条件 1 (p < 0.01).
  • 指南書
下記のURLからダウンロードできます.
http://begins.neurotycho.org/guide_jp.pdf


  • スタッフ
    • 企画,解析: Naoya Oosugi
    • Web アプリ開発: T M
    • 実験者: Toru Yanagawa
    • 総監督: Naotaka Fujii
  • 変更点
時間窓を変更しました.
データを3日分に増やしました.
有意水準を甘くしました.(2011/09/29)
時間窓を変更しました.以前のデータは/old2/の下にあります. (2012/01/25)